多摩丘陵(町田市、図師町、川崎市、横浜市付近)では、ヤマカガシ、シマヘビ、アオダイショウ、ジムグリ、ヒバカリ、マムシの6種のヘビを観察しています。また、シロマダラやタカチホヘビの観察記録もあるようです。個体数は、ヤマカガシが圧倒的に多く、アオダイショウ、シマヘビ、ヒバカリと続きます。ジムグリとマムシは滅多に見ることはできません。ただし、ヒバカリやマムシのような夜行性の種は、個体数を過小評価している可能性があります。

 

ちなみに23区内では、アオダイショウが広く分布しているほか、ヒバカリも、ある程度の面積の緑地があれば生息しています。北区の荒川ではシロマダラが最近見つかっています。ヤマカガシとシマヘビのような里山を好む種は、ほぼ絶滅したと思われます。ただし、明治神宮にはまだわずかにシマヘビが生息しているようです。

 

ヤマカガシ

シマヘビ